芹沢あさひとメカゴジラのプロレス小説@am3:00
↑ 2分で書いた芹沢あさひ
「晴れた日に傘なんて、お日様が可哀想じゃないっすか。」
ふと石突きを掲げるところで思い出す。しかしこの歳太陽の色も形も記憶にない。先一昨日寄越した清掃のおじちゃんの方がよっぽど具体的だ。古今東西口を噤んで頷くが、とうとう答はないだろう。
向き合おう。太陽と。しかしいくら見やれば問をぼかす。なるほどここに惹かれたのかと、やさしい朝日に一人合点。
朝日。あさひ。あさひ。なんと華美な響きか。同時にこの思惟の答が同一人物に焦点を合わせていく。
ただそれもとっくに終いだ。
あさひはあの日からもう
「メカあさひ」になったのだから。
~10年前~
コォォォォォォォッ...!コォォォォォォォッ..!コォォォォォォォッ...!コォォォォォォォッ..!ホォォォォォォォッ...!ムォォォォォォォッ..!
「delight!beast!omankoの中でeasy!easy!」
「気持ち以下?気持ち以上やろ?ほら
啼
け
、
も
っ
と
。
「くっっっっっっっさ...♡(冬優子)」
「中が気持ちいいモコモコ!」
「みかん」
「気持ちよくておすぎになる!!アー
ア”ゥッ!!アゥッアゥッ...!
「はいまだ叫んでるわこのデブ気持ちーか。...??????????」
「ぷももえんぐえげぎぎおんもえちょっちょちゃっさっ」
(水分補給)
「いーいくいくいくいくいくいくう!!!!!
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「否ッ!」
「ちゃんちゃちゃちゃちゃんちゃん!foo!オ"ァ"ァ"!?ア"ァ"ッ"!アーニンニンニンニン...(耐)オッ!アヴァァ
■■■■■
■■■■■ 」
そうだ。あの日、最初の短針をここで見上げる。この煩い電子音は紛れもない、ヤツだ。
「オッケーっす!全部漏れなく出たっすよ!!」
「うっさい!声・が・漏れてんのよ!!」
「違うんスよ!でっっかいウンチが出たんスよ!」
引き留める声も程々に、あさひのでっかいウンチ自慢大会が始まる。誰が何と言おうと、このシャワーシーンは抜くことができない。
不自然に思うのは、跡をペチペチと追う大男。
抱えた袋は蒸気に包まれ、尚も小さく映る。名札も忙しなく揺れており、本来の持ち主は別にいる風。
「やってしまいました。まさかこんなに勘が鈍るとは思わなかったんで。」
大柄な両手に携えた梱包は女性の、それも芹沢あさひの片手に収まった。
成程、これを抱えて走れば不自然なわけだ。見事にバレンタインのような装飾である。
「うっかりしてたっス!ありがとうございます!」
「ほめていただいて
光栄です」
今となればコンビニ受け取りは自然だが、如何せん不便な時代に生まれたものである。蛍光色の巨人と小人を前に、物珍しさがから回る。
と、これまた不自然な蒸気が男の懐から湧く。今度は梱包もない、生まれたままの姿で。
「えー今回の目玉ですね。各一名様にプレゼント致します!」
「わっ、、これ今わたされても
「時間ですよー!」
「イヤーッ!?次回もお願いします!」
あさひのせいしも聞かず、男は翻すように店へ飛び込んだ。
月明かりに照らされたバンギラスがダイマを切っている。そういえば今日は砂嵐が酷い。長期戦を鑑みるに、あのトレーナーはバンギないしカバドリの並びをかなり酷使している。
「トップアイドルも忙しいんスね。」
「いや、普通のおじさんじゃ...?」
はっとした一瞬先には、黙り込むあさひがいた。ダイマバンギはミミカスに鬼火撃たれてとっくに機能停止している。
やがて見えなくなり、暗がりに右手を置いて振り返る。
「事務所まで競争っスよ!」
あさひが気丈に1頭身先へと体を入れる。
それを見てこちらは一歩後ろに踏み込む。と、黒い箱が弧を描いてあさひの背面に滑り込む。
「嵌められたってことっすか」
「あんたが走るのが悪いのよ」
とっさにストレイライトの3人目が挟み撃ちの形をとる。円を描いて体が回り、戻った時には消えていた。
センチメンタルなあさひの顔が街灯に照る。
何か諦めのついた風で、初めて見る。
その手にも、初めてがあった。
「「「〇?」」」
第3章 朝日永遠に
「時間ですよー」
「うっ!」
二人して飛び起きた。とてもわざとらしいしあざとい。
「ごめんなさいっす!何も悪いコトしないんで、ちょっと大人しくしててほしいっす!」
今しがたあさひを探していたところで、画面に目当てのものがあった。
位置が定まっていない、ぼやけた映像である。が、鮮明に見える。
あさひは事務所前の車道に独り。ただ立てられている。道路の封鎖が見えるほどに俯瞰の映像であった。撮影は事務所の上層階と見受けられる。
皆は無事かと尋ねる前に手が出た。強烈な足技だ。が、音一つ立てない。喉から出ていた手が更に伸び、裏筋を舐める。
ここで、この画面が一方通行の壁であると気づく。同時にシナリオのお尻を触る。
わかった。ぼやけていたのは私の方だ。飛び起きた蛮人の顔を確認していなかったこと、それが何より証拠になると踏んだ。
「目玉、こちらの方に向いてください!」
背筋が音叉のように震える。綱太さんと呼ばれていた彼が、スタッフに囲まれている。背に掛けられるや熱量から、制服ともほど遠い恰好と理解した。
恐らく、私の方が画面に映っている。孤立した状態を案ずるに、皆別のメックビデオに収録されてしまったのだろう。
当のあさひは笑う。
笑う。嗤う。嗤う。
普段通りに充てるなら、愉快で仕方ないといったところだ。
なら、押し黙っていよう。そうして綱太とプロレスして勝てばいい。軽口だがあの顔を見たらもういけません。私ゃ顔を赤らめながらもいそいそとキャストオフしたのです。
「あさひ?今街にメカゴジラが来て、使命の時です。すぐ来れますか?」
「ウ、ウッス!すぐ行くっす...」
はづきさんの指示で声の主が呼ばれ、戻った時までずっといた。
あっえ、この女はあさひなのか?今頃どんな顔して呼ばれているんだ?
時間に直せば6時くらいだろうか。ここからが「芹沢あさひ」の神髄に突入す。
やられてしまいました。まさかこんなに甘んじるとは思わなかったんで。
バージンだったんですけど。
「今回もお願いします」
終わらない。いくら凪いだところで、映像記録は繰り返し再生される。即ちそれは、有限の敗北を意味する。
綱太に両の手を掴まれ畳上に磔にされる。
黙っていれば綱太が先手をとってしまう。が、抵抗しようにも前も見えず息も苦しい。
先手を取ったのはー
先手を取ったのはクラウドだった。
幸運にも、誰かがFF7を始めたらしい。画面を見れば、あさひ?が俯き呟いている。
この距離では聞き取れないが、クラウドは違った。彼女の指示通り、ただ磔の私の前でリミットゲージを溜める。何しに来た?
「限界を超える」
渾身のバスターソードが綱太を薙ぐ。
通常攻撃だ。一方の綱太は豪華声優陣のフルボイスを上げて消える。思わず目を伏せる。さもなくば、一度の記憶が際限なく塗り替えられるからだ。
クラウドはティファのブラジャーより小さな掴み範囲にこの胴を収め、クライムハザードで上昇する。それは際限なく繰り返され、光そのものであった。
ークリスタルは静かに輝きを取り戻す!ー
上昇していた胴が、Gを受けながら落下する。俯瞰のそれが主観となり、地を捉える頃には頭を打ちぬいた。
怪音を立てて起き上がるあさひ。追うように手を差す。何者か。事の重篤さと天秤にかけるが、生憎理性の上皿を持ち合わせていない。
口に含み、両方吐き出す。言語の形を留めていないが、目の前のあさひは一言も返さない。と言うより言葉を知らないような風である。ぴりぴると不完全な音を立て、視線を奥へ誘導させる。
振り返らずとも、これまた怪音である。コリンクに打ち付ける音が平然と響く。ならば向き直るべきは前のみだった。
「何してるんすか!このままじゃもう...」
涙を携え走り来るあさひ。ここでようやくあさひから走るあさひへ目を逸らす。偽物を選ぶなら迷わない。
「兄弟、いたのね...」
「違うっすよ!信じてほしいっす!」
コリンクに打ち付けた一つが言葉を溢す。しかしそう考えるのは出来が良すぎないか。
「皆、俺達の言うことは信じなくていい。西の空を見てくれ。」
プロデューサーは呆れた風の息をつく。
それは聳えていた。まるで感嘆を吐くためにあるようだ。
「メカゴジラ。だよね。」
唯一、ストレイライトの3人目が口を開く。上空を飛び回っているのはあのターミネータだろうか。綱太より更に大きな体格差だ。防戦一方である。
続けて冬優子...はあさひをとかく突いていた。
皆驚くでもなく、逃げるでもなく、スマホをかざしている。曰くこれが緊急だという。
時計を見やれば8時半。スーパーヒーロータイムだ。
「もう放っといてほしいっす!義理なんてないんすよ!」
口論の末、引き金を下すように崩れ落ちたそれは、いじけていた。昨晩の続きと言いたげな顔だ。
「何よ...だいたいあんたが
「その言い方がずるいっす!なんでこうなったかなんて私にもわかんないっすよ!」
タガの外れたように、目いっぱい泣きじゃくる。割れたコリンクに咽び泣く姿が、この場全員の視線を捉えて離さない。
「それでも。どんな形でも3人でストレイライトだよ。」
「ヒートアップし過ぎだ。一旦間を空けないか?
「プロデューサーもプロデューサーっすよ!ちっとも説明しないクセになんでこんな、、こんなことを、、」
「大丈夫。ゆっくり深呼
「そもそも、プロデューサーがエアプでイキってるから「ストレイライトの3人目」なんて名前が出てくるんすよ!!ホントに誰も気づかないんすか...」
日が昇り萎びた朝顔のようだ。それも厳重な封が阻み、ついには誰一人刈り取れない。
しかし徐に足を踏み入れ、声をやる。
「あ」
「あんたに関しては最早誰なんすか」
私はただ
...私は
「私はストレイライトの4人目だ」
第27210章 あさひ永遠に
ことの全てを呑み下すには時間がなかった。端折れば、メカゴジラの危険性はプロデューサーとはづきさん以外知らなかったと。そして何を思うか。この大仕事を芹沢あさひに担当させ、後任としてそっくりな人造人間を開発した。が、期限内にあさひを再現できず(時間あったらできんのかよ)軍事用として設計。事務所のアイドルのみをAVに避難させていたということ。
そして今ははづきさんが遊んでいる。これでも最近つかまり立ちができるようになったらしい。
当のメカあさひはというと、目から漫画のようなキラキラを出している。言葉に抜き出せば滑稽だが、これは真剣な地球防衛の到達部分だ。
これをウロコのように飛ばすらしい。まさに目から鱗だ。クソがよ。
といったように、とても太刀打ちできる状態ではないため避難を続けていた。そもそもシュワちゃんですら防戦一方である。地球の生物には勝ち目がない
...本当にそうか?思慮に入ると今回の目玉が抜けていたと気づく。
「ダイマックス...?」
そう、あさひは特性的にてんねんであった。であればダイマの打ち合いには滅法強い。
増して人造人間が作れる事務所である。ダイマックスバンドの一つはあるだろう。
「あさひ、一旦ボールに戻ってくれないか?具体的には金玉に戻ってくれ。」
「それは父さんに相談してほしいっす」
光が一束見えた。あさひ節も復活に見える。
本来なら父親の承諾が必要であろう、生憎金玉ならそこに都合よく飛んでる。
「おいおい、気安く言うなよ!!一応同盟国だから来てやったんだぜ!尖閣守ってやれねーぞ!!」
芹沢マンコにビクビクと金玉が撃ち込まれると同時に芹沢あさひも意識がぶっ飛び射精。
その後ピクピクと痙攣したまま動かなくなった...。
気づいた頃には、ストレイライトは芹沢あさひの手の内にいた。首が座らないこれが、あさひのキョダイマックス状態である。体格に見合わず小柄にとれるが、デフォルメに似て非なる。勝手が取れず非常に不安定だ。
走る。
走る。
揺れる毛皮の大地に跫音がほと走る。
終いにはうなじの金玉袋に辿り着いた先、メカあさひを挿入する。
あさひは身体を操り、バランスを取り戻した。実験は成功だ!メカあさひのエラーコードは尻目に置いた。
ところで、キョダイマックスあさひには重大な欠陥があった。それは我々である。
我々の態勢が不安定であるため、素早さを上げるダイジェットを放てない。のみならず受けることすらできない。奇しくも、最悪の選択肢を透かされた!
前方からおぞましい風の群れが交わる。もっとも、指示ガン無視ポケモンのあさひには効果抜群である。
が、幸い。芹沢あさひの手相が安置であった。折角なので、冬優子が手相の溝を焦らす。あんあん、だめぇ。あさひは火照る身体を鎮めんとダイバーンを放つ。これがどうも今一つである。返しのダイバーンはめっちゃ痛いのにね。
ここから、芹沢あさひとメカゴジラによる、ダイバーンの応報が始まった。
ひたすらの熱さでは芹沢あさひの手相に居場所がなかった。途中酸欠になりながらも避暑地を求め、それは見つかった。芹沢あさひのマンコである。既に熱い場所を求むコロンブスの卵子がそこにはあった。そうと決まれば早速膣奥に向けて行動する。それがストレイライトだからね!あっ、シュワちゃんちーっす。
「気安く呼ぶなよ!!処女膜守ってやらねーぞ!!」
憤怒を隠せない容貌で告げられた。選択がどうあれ、処女は守られないことを確認し合った。
あさひはダイバーンに固執した。それは世の為でも、急所狙いでもない。
かくして、熱暴走を起こしたメカあさひは最後の警告メッセージを発信する。
「ぴりぴり
まま
せっくす」
今思えば当然の過失であるが、如何せん神経伝達物質を通し膣内に響く。唯一蒼白な趣のプロデューサーは、我々のG-sports(Gスポット上で行うスポーツ)についていけない様子だった。
突如。それは突然だった。光が失われ、絶対負けるはずのない芹沢あさひが倒れる。紙のようにぐちゃぐちゃに爛れた身体は縮む。縮む。縮む。対して、膣内の定員オーバーは自明であった。あさひは激痛の下6人の大人を出産し、苦しみ喘ぐ。
「日本の芹沢あさひは弱いな!俺を見ろ!絶対死なないぞ!!」
駆け出したのははづきさんだった。
激痛に倒れるメカあさひを起こすと、エラーコードを問われる。プロデューサーは事務所総出で日傘と経口補水液を持ち出し、影を作ってやる。
メカあさひが言葉足らずであったとはいえ、要素をまとめ考察を行う。
まず、まま。先んずこれを特定したいが、はづきさんはこれを否定した。つまり遺伝子上の接続があるあさひと見て問題ないだろう。
ぴりぴりは、赤ちゃん言葉で言えば電気がしっくりくる。つまり電気信号であろう。問題はせっくすである。生殖構造のないメカあさひが覚える単語としてはいささか不自然である。思わずはづきさんを見やれば、ビンゴであった。
つまり、
- 電気信号による接続で
- 母体を操作する場合
- 感覚が結合する危険がある
と訳せる。
「俺を見ろ!絶対に死なないぞ!!」
あさひはこちらを見やり激痛の中独り発つ。影を貫け、太陽に笑った。
「晴れた日に傘なんて、お日様が可哀想じゃないっすか。」
続けざまにこちらに微笑み返す。なぜ晴れに固執したのか、爛れた皮や臓を見せつけるように嗤う。はなから希望はなかったのだろうか。
言えばあさひを自分の手で汚し、後遺症を残させたという話である。今後の事更ぞんざいな扱いを思うと、尚の罪悪感に襲われる。
「綱太に会わせてほしい。」
考えはついていた。これがなくとも私とあさひ、どちらか傷口を塩に塗れていただろう。激昂するはづきさん。静止させる冬優子とプロデューサー。シュワちゃん。並びに関係者の皆様。
ごめんなさい。
最終章 喋るおちんちん
綱太は静かに光を宿していた。自身を討ちクリスタルに封印したかつての戦友「クラウド」を待ち続けるために。
「あなたが、メカあさひのおちんちんですよね。」
不意を突かれた。それは中性的でかつ、クラウドと呼ぶにふさわしい覚悟であった。
「やられてしまいました。まさかこんなに拘置するとは思わなかったので。」
「綱太...いや、芹沢。愛しています。あなたの全てを下さい。」
プロレスの構えをとる。相手は本職。戦力を除き不足はない覚悟だ。
イヤーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グワーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ペチペチペチペチペチペチペチペチペチ
綱太はクリスタルのまま締め技の態勢に入る。レフェリーがカウントを入れる。それはかつての英雄、クラウドだった。
酢!主!鵜!麗!牛!家!
四人目はG-sports(Gスポット上で行うスポーツ)による指捌きを乳首に応戦するもクリスタルに閉ざされ、不感症を患っていた。渾身のレバガチャで麗カウント目に立ち直る。
立て直す綱太を尻目に、四人目の強烈な足技が反撃に刺される。指先で受けたもののそれはとうになかった。飛び上がった体がGをつけて頭に打ち付けられる!
綱太は、笑顔だった。かつての男クラウドと挑戦する中性クラウド。こんな名コンビが他にありますかいな。いや、ない。
クリスタルはただ鈍く男を映した。
クリスタルは
ークリスタルの封印は解かれた。ー
積みあがった結晶は音を立てて崩れる。しかし現実は非情である。芹沢あさひも、これに呼応せざるを得なかったのだ。
「ちょっと!?あさひっ...!!」
「頼む!しっかりしてくれ!」
二人のあさひは同時に破片を吐露した。芹沢あさひは特に、頭を割る重症に見舞われる。が、中は聞き覚えのある音楽を鮮血のように流していた。
冬優子は察した。が止めようにも一旦頭を弄られると「おまんこきもちいい...おまんこにちょうだい」と卑猥な言葉で太マラをおねだりする淫乱ダディーに大変身してしまう。これが全盛期の伊尻くらい止まらない。いずれは尻穴が全身に分布するだろう。怖いねぇ...。
「伊尻をメカゴジラに封印しろ」
それが考え得る最善の策だった。クラウドは超級おちんちん破斬に備える。四人目は音MADを詰める。そして綱太は
失踪した伊尻兄貴と共に電子の藻屑となるだろう。
綱太は告げる。呑む。呑む。
「僕のパーソナリティが好評、絶賛!発育中です。この僕のザーメンを、一名様にプレゼントしたいと思います。自戒もお願いします。」
出来上がった「伊尻MAD」の
評価を見守る綱太さん。
「限界を超える」
クラウドのおちんちんが超級の破斬を放つ!!ズバリ、射精でしょう!!びゅるっ。
「メカあさひ...さん?」
立ち上がり、前を向く。そこには聳えて待つ山があった。
とある偉人は山に登る理由を「そこに山があるから」と答えた。しかし実際は全く威厳を持つそれではなく、ただ山道で適当に流した返答であった。つまりキャバ嬢の「好きになっちゃいそう♡」と同じくらい中身のないスッカラカンの名言である。
言いたいことをまとめると、意味のないことという意味では原文通りであるが、それに意味を持たせる必要はないということだ。無理を背負いこむ義理はない。
やっぱあのキャバ嬢ムカついてきたな。動機これでいいや。
メカあさひの背面から、カブトムシのように羽を広げ空を舞う。呼応したメカゴジラはこちらを試すように言葉攻めを行う。あんあん暗黒に自らを投じる...!、だめぇ...いや、セフィロス。
「え...
「AIが自動的にノムリッシュ翻訳してるわ...!!」
観客は科学の発展とホモビデオのハッテンに大いに盛り上がった。
晩年の伊尻くらい大音量の声援に街が包まれる。よくよく考えたら十年前だった。
そしてとうとうメカゴジラの20cm級デカマラに辿り着く。
今だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありったけのボムを打ち込め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あれ...?もしかしてこれって...
伊尻兄貴のホモガキ時代だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やっちまったーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ダイスケ!あれを見ろ!」
ん?もしかして...
「えぇ~~~~~~~~っ!?」
「ホモガキの頃思い出して恥ずかしがってますやん!!!!」
あっ爆発した。
いまんとこお前の「恥ずか死」がいちばん恥ずいぞ。
「あなた
だれ?」
「私はストレイライトの...いや、もう存在しないグループの4人目です。」
想定より早かった。それだけの時がいっぺんに流れたのだろうか。
それは最後の戦いに見えた。とうに終わったものとも知らずに。
「ごめんなさい。私はママのためにはなれなかった。ママを知らないせいでたくさん傷つけた。」
「それでも」
「それでも私は、ママを。」
「芹沢あさひを愛しています。」
「うん
まま
わらった
まま
わらった
ないた」
「私は、あなたを
~10年後~
石突きを躊躇なく振り上げる。例え蕾であっても、それは僅かながら光を流していた。これが海であれば、いくらでも泳いでしまうだろう。その思惑すらも、ぶぁしゃつと遮る。今日は晴天だ。故に日陰が恋しい。
朝日は見越して視線を落とす。病か、憑き物か、恋心かもしれない。いずれも草根を見たとて遮れまい。
私は朝日が好きだ。全日の過渡の旨を教え、何処かに向かう。
ただそれっきり。
次回もお願いします。